このページでは、デザイン業界(デザイナー)に転職を考えている人に、ポートフォリオについてお話したいと思います。 デザイン業界を19年以上経験し、採用担当者経験からの視点などもお伝えしていきたいです! この内容は私個人の経験談からくる意見ですので、自己責任においてご参考にしていただくようあらかじめご了承ください!
ポートフォリオ
デザイナーへの転職の際に必要となるのは、履歴書、職務経歴書、ポートフォリオです。 履歴書は、その人の「人となり」を表すものです。いままでどんな生き方をしてきたのかが見えてきます。 職務経歴書は、前職でどんな仕事をしてきたか、そこでの成功体験、自分の職務範囲、技術力などが見えてきます。 そして、デザイナーとして、とても重要になってくるのはポートフォリオ。その人の感性(センス)、表現力、考え方、技術領域などを伝えることができるツールです。
私がデザイナー採用担当だった時には、デザイン事例以上にポートフォリオの設計ができているかを重視していました。そして、そのポートフォリオを使って、どのように表現(アピール)するかなどの、コミュニケーション能力が大きなポイントとなると思います。 デザインの実務経験や事例が少なくても、ポートフォリオ設計とコミュニケーション能力がしっかりしていれば、チャンスは十分にあります!(異業種からの転職は特に)
私の場合は、デザイナー未経験だったので、ポートフォリオは出さず(その当時、ポートフォリオの重要性がわかっていなかったため)、履歴書と職務経歴書をしっかり書いて、自分をアピールすることに注力していました。
<デザイン経験がない場合>
異業種からの転職の場合、デザインの経験がなく、事例もありません。そんな方は、自分で課題を決めてデザインしてみるという方法もあります。例えば、新しいお菓子のパッケージデザインとチラシをデザインしてみるなど。ただ、何も知識が無い中でデザインするのはハードルが高いという方は、デザインの専門学校に入るのが良いかと思います。専門学校の課題で作成したデザインを制作事例としてポートフォリオに掲載することができますね。(実際にポートフォリオも制作すると思います)
デザイン専門学校のおすすめはこちら
<デザイン経験がある場合>
専門学校へ行っても意味がないと言う話はよくあります。確かに即戦力ではないし、主体性がない人には難しいです。しかし、デザインを仕事にする流れには乗る確率は高まると思います。
デザイン経験がある人は、自分のポートフォリオをデザインしてください。ポートフォリオの作り方はネットにたくさんありますので探してみてください。自分を伝えるツールとして細部までこだわって作ってくださいね。
事例は良い感じなのに、ポートフォリオでの要素のレイアウト、余白、整理ができていないのを良くみます。その人の力はポートフォリオに現れちゃうんです